共感覚と発想力
共感覚というのを聞いたことがあるでしょう.
共感覚とは,1つの感覚が別の感覚を呼び起こす現象のことです.
五感を貫き統合するものとしての共通感覚とは異なります.
さて,1つの感覚が別の感覚を呼び起こす現象と聞くとピンと来た人がいるでしょう!?
そう,デザイン発想に使えそうですよね(「感覚モダリティを考えると」2006年8月19日の記事を参照).
芸術家や詩人や小説家は一般の人より8倍の多くが共感覚者であると言われていますから使わない手はないのです.
共感覚で一番多いと言われているのが,文字を見ると色が見えるというものです.
文字や数字に色を感じる共感覚者は100人に一人ともいわれていますからひょっとするとあなたがそうかもしれませんよ.
目で見れば視覚野が,耳で聞けば聴覚野が反応するのですが,共感覚者は,同時に別の感覚野が活動するわけです.それは視覚野と聴覚野である人もいれば聴覚野と味覚野である人もいるわけです.
聴覚から視覚へ,この突飛な関連づけにある脈絡のないつながりが新しいデザインを発想することができるのは,実は,経験上知っています.
つまり,強制的に1つの感覚が別の感覚を喚起することができれば容易にデザインの発想に生かすことができるのです.
アイデア発想の1つの方法として音を聞かしてフォルムデザインをするということをやるのです.
例えば,ヒューンという音,ブルブルブルという音,そしてカチカチという音を聞かせてあるモノのデザインをさせるのです.
これをやってもらうと必ず難しいという声が上がるのですが,いくつもの新しいカタチが出てくるのを身をもって体験すると面白いという評価に変わるのです.
自分の持つ音の概念をフォルムの概念へ置き換えてやる,それは誰でもできることなのです.
アイデアに行き詰まったらヒューン,ブルブルブルって言いながらデザインしてみてください.
勿論,あいつ変?!って言われないくらい小さな声でですよ.
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